ともしびを求めて |
がんと告知されたその日から、 患者さんとご家族は不安に押しつぶされそうになりながら、医師からの難しい説明を聞き、必死で治療を選択します。 今の医療では、説明を終えた医師は、「自分で決めてください」と言うのです。 必死で考えて選択しても、情報が溢れる社会の中にいると、いつも自分は正しかったのかという不安を持ちながら時を過ごしていくことになります。 医療は進歩し、コントロールできるがんは増えましたが「がんと共に生きる」ことは、たやすいことではありません。 また、辛い闘病生活の後に大切な 家族を失った方は、いつまでも消えない後悔や疑問を抱き、心にとげが刺さったような時間を過ごされている方もいらっしゃるでしょう。 長年、医師・看護師としてがん患者さんに関わってきた私たちが皆様の思いを伺います。 忙しすぎる病院の中では出来なかった、自由な心の交流の場を持ちましょう。 抱えている病気や立場は違っても、お茶を飲みながらゆっくりと語り合いましょう。 人は慰められた時に、誰かを慰めることができるのです。 不安や悩みを完全に消すことは出来ないかもしれませんが、 ここに集われたすべての方のこころに、小さくても足元を照らす希望の「ともしび」をともせたらなんと幸いなことでしょうか。 |
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ともしび外来 |
メディカルカフェ 予約不要 |
「御影ともしび外来・メディカルカフェ こころのともしび」
「御影ともしび外来・メディカルカフェ こころのともしび」の様子を綴っています。