御影がん哲学外来・メディカルカフェ

こころのともしび


がんと告知されたその日から、
患者さんとご家族は不安に押しつぶされそうになりながら、医師からの難しい説明を聞き、必死で治療を選択します。
今の医療では、説明を終えた医師は、「自分で決めてください」と言うのです。
必死で考えて選択しても、情報が溢れる社会の中にいると、いつも自分は正しかったのかという不安を持ちながら時を過ごしていくことになります。
医療は進歩し、コントロールできるがんは増えましたが「がんと共に生きる」ことは、たやすいことではありません。
また、辛い闘病生活の後に大切な 家族を失った方は、いつまでも消えない後悔や疑問を抱き、心にとげが刺さったような時間を過ごされている方もいらっしゃるでしょう。

長年、医師・看護師としてがん患者さんに関わってきた私たちが皆様の思いを伺います。
忙しすぎる病院の中では出来なかった、自由な心の交流の場を持ちましょう。
抱えている病気や立場は違っても、お茶を飲みながらゆっくりと語り合いましょう。
人は慰められた時に、誰かを慰めることができるのです。

不安や悩みを完全に消すことは出来ないかもしれませんが、
ここに集われたすべての方のこころに、小さくても足元を照らす希望の「ともしび」をともせたらなんと幸いなことでしょうか。

がん哲学外来


がんに関する不安や悩み、「生きるとは何か」について個別に対話します。
(治療などに関する医学的なアドバイスを行うセカンドオピニオンではありません。)

1人/30分   ※要予約   17:30〜 / 18:10〜

予約の申し込み

メディカルカフェ


患者さん・ご家族・ご遺族・医療従事者がそれぞれの立場を超えて集います。
お茶を飲みながらリラックスして自由に対話しましょう。

予約不要(時間内は自由に出入り可)

日程案内

ご報告

第51・52・53回「御影がん哲学外来・メディカルカフェ こころのともしび」


9月7日、18日、28日にこころのともしびを開催しました。

台風が過ぎ去りさわやかな秋晴れの広がった18日には、念願のオルガンコンサートを開催することができました。
このオルガンは、昨年カフェで出会った一人の女性患者さんが大切にされていたものです。
残された時間が残り少ないと感じておられたこの方は、ご自分の愛するこのオルガンの行く末を心配しておられました。クリスチャンではありませんでしたが、教会で結婚式を挙げ、その後もご家族やご友人を通じて何度か教会に行かれていたそうです。
昨年の12月当教会のクリスマスコンサートに来られた時に、教会の礼拝堂の雰囲気と流れていた音楽にとても感動され、この礼拝堂でオルガンを活用してほしいという申し出がありました。「この教会にオルガンがあれば、主人もオルガンを聞きに教会へ足を運ぶでしょ。」といたずらっぽく笑っておられたことが印象に残っています。
演奏を担当してくださった山内愛さんは贈り主の思いを見事に受け止めて素晴らしい演奏をしてくださいました。比較的短い4曲の後に、有名なバッハのトッカータとフーガ ニ短調を演奏されましたが、オルガンの重厚な響きと七色の音色に圧倒されてしまいました。
苦しい治療中の方、病に関する不安で一杯の方、大切な人を亡くされた傷の癒えない方、集まられた方々の立場はそれぞれですが、どなたの心にも妙なる調べは染み渡ったことと思います。まさに天に召された彼女からの大きなプレゼントでした。
参加された贈り主のご主人も、奥様を思い出し、涙を流しながら聞いておられましたが、悲しみの中にあってもその音色に癒されているようでした。
私たちを癒してくれるのは、物や時間ではなく、そこに込められ流れ出る愛だと感じたひとときでした。
コンサートには73名の方が、引き続き開催したカフェには55名の方が参加してくださり大盛況でした。
今回は休日開催とあって、平日は参加が難しいお仕事をされている方々と久しぶりにお会いできました。また、日ごろは一人でカフェに参加する方が、ご家族や友人と一緒に参加してくださったことも特にうれしく感じました。いつも来られる方々の背後にあって支えておられるご家族とお会いすることで、その方の生活や人生がぐっと身近に感じられました。
オルガンの音色に癒された後だからでしょうか、みなさんとてもリラックスした様子で席に着き、優しい笑顔で挨拶し、すぐに心を開いてお話されているようでした。
初対面の者同士が共有するほんのわずかな時間ですが、寄り添い合い温かさがギュッと詰まった時間でした。

再び、悲しみの中にある私たちを癒すのは、物や時間ではなく、そこに込められ流れ出る愛だと感じました。

コンサートの様子
コンサートの様子
コンサートの様子
コンサートの様子

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「がん哲学外来」「メディカルカフェ」いずれも料金は無料です。 不明な点、疑問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
TEL:078-841-0795 FAX:078-862-3017 メールアドレス: jesus_tomoshibi@yahoo.co.jp